推し活でものすごい数を積んでいる人がいたり、たくさん旅行に行っている人がいても、どうか焦らないでほしい。
なんて言っても気休めにしかならないのは私が一番良く知ってる。
多分、というか周りの話を聞く限り、大抵の人が借金まみれか、そういう夜の仕事でお金を稼いで推しに貢いでいる。本物のお金持ちもいるけどね。
当時の私は馬鹿だった。焦ってそういう仕事に手を出してしまった。
すぐに怖くなってやめたけど、そういうことをしていたという事実はずっと心の中に残ってる。
自らの体や心を傷つけてでも推しに貢ぐ姿を美しいと美化する声が多いが、それはただの無責任な発言だ。
あなたの推しはいくら使ったら結婚してくれると言ったのか？
いくら使ったら偉いといったのか？
知らないおじさんの前で裸になることを強要したのか？
数万円の為に心や体にずっと残る傷を負うリスクを考えてほしい。
それでも進むのなら私は好きにしたらいいと思う。
でも、時々、どうしようもなく普通の女の子が羨ましくなるよ。
本当に戻れるなら、あの頃に戻りたい。
コロナ禍で三次元の推し活が過剰に熱を帯びている気がする。
というのも、私の元推しもそれだった。
コロナ前から応援していたが、コロナになってからは露骨な仕事がなくなったアピールが増え、配信等で主な収入を得るようになった。
別にそれ自体は構わない。推しと呼ぶほど応援すると決めた人たちなのだから、時代にあったやり方をして生き残っていってほしいと思う。
ただ問題は、本人たちが比較的楽な金儲けの仕方を覚えてしまったことだ。
金儲け、とは言い方が悪いかもしれないが金儲けにほかならない。
○万円詰んだらメンバーからのメッセージ、サイン、等々………身バレは嫌なので具体的な額は伏せるが2桁万円まで最高額は設定されていた気がする。
コロナ禍故に会場を借りてやる、なんてできるわけもない為、これらの手法には会場を借りる費用もなく、リーフレットの類もない。ただ純粋に金額としてチェキのようなものを積んでもらい、数％の手数料や送料、グッズ費用を除けばあとは殆どの利益が手に入る。
味を占めてしまったのだ。楽をして稼ぐことに。
体を張ったパフォーマンスをしなくても、オタク共は金を落とす、と。
私と同じ界隈の仲間達からの情報を繋ぎ合わせると、露骨にこちらを金を搾り取れるモノとして扱っていることもわかる。オタクに本音なんて話すものじゃない、そういうのは身内間で共有され、更に他の身内間に広がる。少しずつであってもパズルのようにつなぎ合わせられる。
私はそういう世界に嫌気が差してだいぶ前に三次元の人間を応援することをやめた。
私自身コロナで収入は落ち込んでいたこともあるが、向こうがふっかけて来る金額を選べるのならこちらも応援するかどうか選ぶ権利はあると思っていたからだ。
結論から言うと、抜けられてよかった。
結局グループはほとんどバラバラになり、一部はバーで生計を立てているらしい。
一度友人の付き添いで渋々行ったが、薄暗いバーの中で酒に顔を赤らめて話すかつての推しは見る影もなかった。酒太りしていた気もする。
私は目も合わせられなかったし、話しかけることもできなかった。
コロナ禍でも努力していた人たちが少しずつまた仕事を得てもっと大きな舞台で活躍しているのを、この赤らんだ顔の男はどういう気持ちで見ているのだろう。
金を返せとも時間を返せとも思わない。
ただ、あなたにかけたお金と時間の行き着く先がこのバーだったと知っていたら、私はそのすべてを使うことはなかっただろう。
昨今話題の感染症にかかり、かと言って絵をかけるほど回復したわけでもないので暇つぶしがてらに書くことにする。
表題の通り壁打ち及び同担拒否についてだ。
若干のフェイクも入れているが、わかる人にはわかるかもしれない。もしわかったならそっとしておいてほしい。
そういう意味も込めているのだから。
私はどのジャンルでも同担拒否でほとんど壁打ちで活動している。
付き合いも長く仲のいい･あるいは理解のあるごく少数だけをフォローし、あとは通知を切っている。
そこそこの規模の大きい界隈とはいえ所詮知り合いの知り合いは知り合いの世界でミュートもブロックも遠慮なく使う為、おそらく界隈の人間の一部からは敬遠されている。
まず何故同担拒否なのかという話だが、まず第一に私はキャラを一人の人間として魅力的に思っている。要するに恋愛感情に近い、というかそのものだ。
よく同担拒否で引き合いにだされるたとえで、「現実にいるパートナーを他の人に取られたくないと思う気持ちと同じ」というものがあるが、全くもって同感である。
私もそれだ。シェア型前提でキャラは作られていない（逆も然りで恋愛ゲーはまだしも殆どのキャラは恋愛前提で作られているものでもないが）のだから、一人きりで応援してもいい。
応援する形は人それぞれだと思っている。前提として他人や公式に迷惑をかけなければ、だが。
一応夢垢もあるが、そこは普通の絵を載せる垢とは分けて夢垢はごく一部の人間にしか公表していないし、第三者から見てどういった内容をツイートしているのか推察できないよう名前やアイコン、プロフは無難なものに設定している。
今まで経験してきたジャンルから夢女子は腐女子より肩身が狭いという考えがなんとなくあるため、公表する気もない。（夢垢であると公言しているにもかかわらずフォロリクを送ってきた腐女子の元相互が中身を見て「夢って本当に地雷」と言ってきたのもある。何を確かめたかったんだ。）
第二に解釈の問題。
よそはよそ、うちはうちの思考が根本にあるので、他所様が遊んでいる風景に興味がない。お人形遊びってお人形を実際に使って遊ぶから楽しいものであって、決してそばからそれを見ていて楽しいものではないと私は思っている。そうではない人もいるのはもちろん理解しているが、私はお人形の動かし方にも一つ一つこだわりがあるから、他人の動かし方に興味がないのだ。
他者の動かし方を見て自分の動かし方の参考にする人がもちろん多いのだろうが、おそらくこれは私が二次創作をしてきた環境が影響しているのだと思う。
私の家庭は厳格な家で、パソコンで自分の好きなものを調べられるようになったのが高校生くらいからだった。別にそれについて不満はないことは言っておきたい。
親は一応高校1年から私に好きにネットを触っていいと言ってくれていたのだが、高校一年目で親しかった祖母が亡くなったり色々あって、私も親もそれどころではなかったのだ。
高校では部活は絵をかける環境とは全く別の部活に所属していたのもあって、本格的に触れるようになったのは高校2年生からだった。
実は祖母のパソコンで少しだけ支部を見ていたのだが、そのときに当時好きだったキャラと他のキャラがキスをしている絵を見てしまい、頭が真っ白になったのを覚えている。
後でそれがBLという概念だと知った。
話が逸れたが、とにかく高校一年まではずっと一人で絵を描いていた。
自分の世界で生きていた。
周りにオタク友達はいるにはいたがジャンルが違いすぎて話が合わなかったので、そのジャンルについて細かく詳しくオタクしていたのは私だけだった。
だからこそ一人で人形遊びをすることに慣れてしまったのかもしれない。
他人の話を見てもなんのプラスの感情もわかないのだ。
知らないジャンルの知らないキャラの話を見ている気分になる。
外部からの刺激を頻繁に取り入れるような環境にいれば何かしら変わったのかもしれないが、とにかく私には他人の二次創作を見る才能がない。同ジャンルで知り合った他担のオタクの絵や妄想ならいくらでも見られるのに。
推しは自分の世界と原作しか見られない。
不満はないし今で充分満ち足りている。
ミュートブロックを駆使し、リプが来ているのに気づいても申し訳ないが読むだけ読んでいいねも返信もつけないため、反応は全盛期に比べて目減りした。
しかし所詮他人の作品をお借りしている二次創作、反応を気にしていても仕方ないと割り切って活動している。
昔は無理に人と仲良くしたり褒め合ったりしていたが自分の精神が消耗するだけだと気づいてやめてしまった。
一応アイドルのオタクもしているので（アイドルの方は歌が好きなので同担拒否はない。）、二次創作よりもそういった議論が活発（だと勝手に思っている）なアイドル界隈では、同担拒否が理解できないという発言が定期的におすすめで流れてくるが、理解できないのは仕方ないから黙っておいてほしいとは思う。
自分が多数派にいるからって、何でも言っていいわけではない。そういう人はいずれ同担拒否が主流になり、同担歓迎が少数派になったらどうするんだろう。同担拒否を演じるのか、それとも被害者ぶるのか。まあ同担拒否が多数派になることはありえないだろうから、考えても無駄だろうが。
要はいろんな理由で同担が嫌い、関わりたくない人もいるから、同担拒否を見かけても何も言わないであげてほしい。同担拒否にマイナスイメージを持つ人も多いが、人に迷惑をかけてない人もいるんだから、そこは尊重してあげてほしい。
いろんな人と交流して幸せをシェアしていることが推し活の最大の喜びとしている人がいるように、ひっそり自分の世界で自分だけで思い出を抱えて自分の中の推しを応援していることが自分自身の精神の安定と、推し活のモチベ維持になってる人もいる。
ブロックやミュートを嘆く人もいるが（私もされているのを見ると一瞬お？とはなる）、お互いが傷つかないようにする最大限の配慮の可能性もある。
あとはネトストされて夢垢にずっとフォロリクを送られ続けたり公表していないリア垢のインスタに突撃くらったりしたのもあります。全部ご本人の私に対する好意からの行動でした。
そういうこともやめようね。
